シスプリ鎮魂歌

☆始めに☆
 もうそろそろ時期外れ気味なシスタープリンセスのレビュー日記です。「妹」という存在に憧れ・幻想・妄想・羨望・トラウマ等をお持ちの方は、是非一度プレイしてみては如何でしょう?

☆お断り☆
 このコーナーはシスタープリンセスを私なりに見た姿を語っております。もしこのファンの方がこの日記を見て怒り・殺意・恨み・狂気・妬み・嫉みをお持ちになられても、当方は一切関与致しません。

序章 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章
第6章 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章
第12章 第13章 終章

第2章「妹の名は衛(まもる)」
 前回、たかだか20数ページの取扱説明書に敗北してしまい、お試しすらも出来ないという情けない結末を迎えてしまった。このゲームのストーリーやキャラ説明を見ていると、なんかこう、やるせない気持ちになってしまいます。世間ではアニメ化されてしまうほど好評(?)なシスタープリンセス、やはり妹属性とか言われてる種族に大ウケなのだろうが、一体何が彼等を突き進ませるのだろうか?やはり可愛い妹に甘えられたいのか?義理の妹を手込めにしたいのか?………………イメクラ行け
 妹属性の方々を勝手な推測の基、言いたい放題言ってみたが、まぁ彼等にも彼等なりのポリシーがある(?)のだろう。敢えて弾圧される立場になってまで妹萌え〜とか叫び続けるのだから、きっと彼等にも崇高(低俗)な意志があるのだろう。こんな病んだご時世、こんな人達がいても良いではないか。温かい目で見守ってやろうではないか。………彼等が○学生誘拐拉致監禁事件を起こさない事を祈りながら……。
 偏見という名の基にゲームとは全然関係無い方向に進んでしまったので、そろそろ本題に入る。今回レビューするシスタープリンセスというゲームだが、見た目は移動場所を選択してキャラと会話し、選択肢を選んで進めるという割とオーソドックスなアドベンチャーである。登校時・放課後に誰と一緒に行動するかを選択し(休日の場合は午前中誰に会うかを選択)、午後誰に会うかを選択する。そして夜は妹たちから来るEメールの確認。という感じでゲームが進められる。ここでゲーム説明を終わると本当に何処にでもあるアドベンチャーゲームなのだが、問題はこのゲームのストーリーだ。というファクターに異常なまでに固執したこのゲーム、こういった偏った思想の基に成立つ設定も、まぁギャルゲーらしいといえばそうなのだろう。前回にも述べたが、ギャルゲーは願望叶えてナンボの商売である。やはり多少無茶のあるストーリーでも受け入れられなければギャルゲーなんて出来たものではない。
 とまぁ、一応レビューを上げる以上は私もこのゲームのストーリーを甘受しなければならない。んで、今回初の攻略キャラは「衛(まもる)」というキャラ。ちなみにこのゲームでは苗字というものが存在しません。従って、主人公の名前もファーストネームのみです。主人公の名前なのですが、デフォがありません。自分で名前を入力しなければならないのです。あぁ、面倒くさい……………(7秒後)、決定・主人公の名前は「奴流夏(どるげ)」です。以後主人公の名前は奴流夏で統一させていただきます。
 名前を入力すると、ゲームが始まります。ストーリーに反ったプロローグが始まり、3人の妹が増えるその経緯が紹介されます。プロローグが終わった後、「マイシスター」なるものを決定する事になります。取説曰く、「特殊なイベント」を見るために必要だそうです。じゃあ攻略するキャラを選択するのがスジなのだろうと思い、衛を選択しました。ここまでメッセージをスキップせずに辛抱して進めると10分以上掛かります。後に判明したのですが、最初から始めるとこのプロローグは絶対見なければなりません。とても不親切です。
 ゲームの内容説明はここまでにして、今回攻略する衛というキャラなのですが、幸いな事に取説にはキャラ説明が簡単に記述してあります。どこかのグラフティとは偉い違いである(特に2)。

キャラ紹介
スポーツ大好きの元気な妹。とくにスノボ
が大好きで、ファッションもボーダー系の
ものが多い。いろんなスポーツをお兄ちゃん
と一緒やりたくて、積極的に誘ってくる。
(取説抜粋)

 だそうです。“一緒やりたくて”の部分は誤植ではなく、本当に取説のまんまを抜粋しました。要するに取説に誤植があるみたいです。まぁいいけど……。このゲームの最大(?)の特徴である「お兄ちゃんの呼称」なのだが、12人がそれぞれ違う呼び方をします。ちなみに衛は「あにぃ」と呼びます。
 前回(センチ2のレビュー)での過ちを教訓にキャラのストーリーにはあまり触れない事にし、キャラの感想を重点に作成していこうと思ったのだが彼女の場合、ブラコンという以外にあまり特徴が無いのだ。ボーイッシュキャラは性格が荒いと相場がついてるのだが、それもない。良く言えば「人畜無害」、悪く言えば「キャラが薄い」である。一人称「ボク」のボーイッシュキャラの癖に………。
 まぁ強いて挙げる問題発言は「あにぃ、今日は一緒に寝よ(うろ覚え)」である。仮にも多感な思春期の女の子(著者推定:中学1〜2年)が兄とはいえ、一緒に寝るなんて普通は言わんでしょう。この辺りが願望と欲望を重視し過ぎた末に、破綻したゲームと呼ばれる所以なのだろうか。友人かじき氏曰く「製作スタッフはクスリやってる」というのが窺える側面ではないでしょうか。

 と、まぁこんな具合に一応1人目のキャラは攻略したのだが、あと11回もしなければならないとなると、俄然気が滅入ってきます。メッセージスキップを一切しない場合での1回のプレイ時間は約3〜4時間。それを考えるとそりゃあ「スパロボα外伝」に逃げたくもなるでしょう。ゲームを1回通して気付いたのだが、奴流夏君は12人の妹たちは義理の関係だという事をご存知ない様子。………アホか?そもそも彼はプレゼントの3人の妹は何だと思ってたのでしょう?隠し子?生き別れ?まぁいいや。ちなみに奴流夏君もかなりシスコン入ってます。まぁブラコンシスコンで相思相愛だからそれはそれで良いのか。今回はキャラが弱いのであまり記述する事も無かったので、次回はもう少し毒の強そうなキャラを攻略してみよう。

彼女に対する私の評価(10点満点)
好感・・・8:重度のブラコンさえ(どうせ12人全員ブラコンだ)我慢できれば良い娘かな……キャラ的には
殺意・・・0:まぁ許容範囲ですわ

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