シスプリ鎮魂歌

☆始めに☆
 もうそろそろ時期外れ気味なシスタープリンセスのレビュー日記です。「妹」という存在に憧れ・幻想・妄想・羨望・トラウマ等をお持ちの方は、是非一度プレイしてみては如何でしょう?

☆お断り☆
 このコーナーはシスタープリンセスを私なりに見た姿を語っております。もしこのファンの方がこの日記を見て怒り・殺意・恨み・狂気・妬み・嫉みをお持ちになられても、当方は一切関与致しません。

序章 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章
第6章 第7章 第8章 第9章 第10章 第11章
第12章 第13章 終章

第4章「裁かれし妹・亞里亞」
 さぁ攻略も3人目に突入し、この辺りからジワジワとヒートダウンして行く長編レビュー日記。後は下るだけか?だが、私は負けない。この試練を越えて私は壊れてゆくのだ。あぁいやだ……こんな後ろ向きだから中盤差し掛かったところでテンションが落ちてゆくのだ。それでも無意味に頑張りつづける私に愛の手をっ!
 さて、気を取り直して本題に入るのだが、最近のゲームの殆どにはキャラクターボイスが付いてくる。声が出るゲームはファミコン時代からあったのだが(水戸黄門とか……)、声優を起用したのはNECが対16ビットハード用(メガドライブやスーパーファミコン)に登場したにも関わらず、PCエンジンの破滅の推進剤となったCD−ROM^2のゲームが最初ではなかろうか。私が知る限りでは、「天外魔境」シリーズとか「コズミックファンタジー」シリーズとか「超兄貴」とか「ときめきメモリアル」などである。他にもあるのだろうが、CD−ROM^2のゲームは殆ど知らないのだよ。当時はとてもあの高価格に手が出せず、指をくわえていたものだが、実際知り合いの家でゲームを見て思ったのが「声が出るだけの3流ゲームばかり……」であった。あとは当時の規制の緩さを象徴するようなエロゲー紛いなゲームである(コズミックファンタジーシリーズは実際、脱ぐのよ……本番は無いけどね)。当時小学高学年〜中学くらいの私には少々刺激の強いゲームが多くてドキドキモノでした。まぁそれはともかくとして、この辺から声優が声を当てるゲームが登場した訳だ。
 まぁ最初の方はギャルゲーとかにしか付かなかった声優も、現在ではジャンルを問わず声優が関わるようになってしまった。当初、私はこの現状に嘆いたものである。「声優のネームバリューだけのへっぽこゲームが氾濫する」と嘆いていたが、現実声優の名前だけで売られてるゲームは結構あったりする。まぁこれも運命かと諦めているが、最近ではFF]にも声優が付いたと聞き(実際ゲームを見た事が無いので不明)、時代も変わったなぁと痛感してしまう。
 結局何が言いたくなったのか判らなくなってしまったので、本題に戻ります。今回の攻略キャラは亞里亞という名の妹。奴流夏への呼称は「兄や(にいや)」、つ〜訳でキャラ紹介に入ります。

キャラ紹介
フランスからやってきた妹。臆病な性格
で、困ったことがあるとすぐに泣いて
しまう。キャンディやアイスクリームなど、
甘い物が大好き。じいやとともに豪邸で
暮らしている。
(取説抜粋)

 推定年齢は小学低学年かそれ以下。ギャルゲーの定義を根底から揺るがす危険なキャラだ。古今、あのサクラ大戦シリーズでも、お子様キャラはギリギリ10代だったのに、ついにこのシスプリで年齢1ケタが登場。しかも攻略対象キャラで。ギャルゲー稀に見る快挙(怪挙)であり、私としては気が引けてならない。妹系=ロリという定義が世の中では主流らしいが、これはいくらなんでもやりすぎでは無いだろうか?
 そんな微妙な空気が漂う今回の攻略キャラである亞里亞なのだが、すぐに泣く、すぐ愚図る、そしてすぐに泣く。お菓子好きとか他にも挙げるところがあるのだろうけど、すぐに泣くという印象しか無かったりする。そして、何かカチンと来るフリルチックなドレス。こういうのがイイと言う人もいるのだろうし、そういった方々には非常に申し訳ないのだが、私は嫌だ。ていうか、ウザい。不快度指数プラス80といったところである。妹系=甘えん坊という定義が世の中主流なのだろうが、やはりいくらなんでもやりすぎだろう。あれじゃ甘えん坊というより駄々ッ子だ。そして、金持ち。金持ちの駄々ッ子、シチュエーションとしては最悪を通り越して最低である。
 そんなゴミのような妹でも可愛がる奴流夏は、ひょってして神の如く包容力の持ち主ではなかろうか?彼女は冒頭で9人の妹たち(正確には奴流夏パパ)からプレゼントされた妹3人の一人で、無論その時まで奴流夏と彼女は面識ナシ。彼女の方は前に住んでいた所で兄の存在を話で聞いているのだろうが、奴流夏は話すら聞いてない。言わば殆ど他人状態なのだが、奴流夏はそんな状況をモノとせず、妹を可愛がる。いや、立派だね。私には出来ないなぁ……。
 そして世間知らず。まぁ年齢1ケタ(推定)のお子様だから、こればっかりは仕方ないか……。金持ちなので、お付きのメイドさんが常に付いているのだが、彼女にとってお付きの人は皆「じいや」らしい。そのメイドさん(名前は無い)は何度言い聞かせてもじいやと呼ばれている。グラマラスなメイドさんだが、化粧が濃いそうなのが減点30。
 友人かじきさんからも「コイツは鬼門だ!」と警告を戴きましたが、鬼門を通り越して死門だった気がします。ゲーム中、ピリピリしっ放しでした。こんなので萌える人はいるんでしょうか?……いたらいたで問題だなぁ…。そういえば、最近このゲームのアニメがどんな感じなのかを知ったのだが(見た訳では無い)、ゲームよりアニメ絵の方がイケてた。アニメの絵でゲーム作った方がまだやる気が出たかも知れない。ゲームは原画を使ってる筈なのだが……。原画に負けるアニメは数多くあれど、アニメに負ける原画も珍しいものである。

彼女に対する私の評価(10点満点)
好感・・・2:事ある毎に泣く女子(おなご)は、三沢のエルボー5連発。
殺意・・・8:純粋にウザいです。やっぱり三沢のエルボー7連発。

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