●真・三國無双4(コーエー)

 ジャンル:ACT
 ハード:PS2
 評価点:6.5

 星彩(張飛の娘。実在はしたそうだが名前は適当……らしい)、関平、凌統、曹丕、ホウ徳(ホウの漢字が無かった)、左慈と新キャラも携えて満を持して登場した真・三國無双の新作。しかし考えてみれば、星彩と左慈以外は一応2からずっと出てはいたんだよな………やられ役の一般武将としてだが。

 各キャラ毎にそれぞれストーリーがあり、ステージ中にもキャラ毎のイベントがあったりします。一応キャラ毎にEDムービーもあります。が、全48人分それをやれと言われるとかなり面倒です。まぁ好きな人は苦も無くするのかもしれませんが、それでも結局は同じ事の繰り返しなので流石に飽きが来ました。
 また携帯サイトと連動させて、配信されたパスワードを入力して隠し武将とかアイテムとかをゲット出来るなどしていたらしい。まぁ試みとしては悪くないが、それだけが為に¥300/月というのもなんだかアホらしいと少なくとも私は思った。普通にゲームやってれば隠し要素は大体出せるし。まぁそれだけが為のサイトでは無いらしいけどな………。

 あとは武器に重さの概念が付いた。軽い・標準・重いと3通りある訳なのだが、軽いと武器の振りが速くなるが攻撃力が落ち、逆に重いと武器の振りが重くなる代わりに攻撃力が上がる、といった具合です。しかしやっていて思った事だが、ただでさえ敵に周りを囲まれて攻撃が途中で敵の攻撃により遮断される事が日常茶飯事のこのゲームで振りが遅いというのは致命的である。ただただイラッと来ただけでした。やはり当たらない攻撃など意味をなさないのです。てな訳で私的に武器の重さは蛇足としか思えませんでした。

 無双シリーズお馴染みの隠し要素であるユニーク武器もやはりありますが、今回は難易度を「難しい」にしてもそんなに難しく感じないので、やり方さえ解っていれば割と楽です。「難しい」で物足りない猛者の為にもう一つランクの高い「修羅」があります。回復アイテムが殆ど出ない上に敵の攻撃力が高めなので、確かに難しいです。が、私は猛者ではないので殆どやってません。

 もう3で限界だろうから戦国に完全移行かと思っていただけに、4の登場は色々と驚きました。キャラパターンもそれなりに変化させたり、攻城兵器を増やしたり、ステージを増やしたりと、あれこれ涙ぐましい努力は感じられますが、悲しいかなマンネリ打破の域には達していないような気がします。悪いゲームでは無いんだけどなぁ………まぁ3よりはマシかなぁ………くらいで。

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