●大乱闘スマッシュブラザーズDX(任天堂)

 ジャンル:乱闘ACT
 ハード:GC
 評価点:10

 ゲームキューブ買ったら必ず買おうと思っていた一品。なのだが、中古価格は未だ3400円代(2004年11月19日現在、広島県某中古ゲームショップ相場)を割らない上、人気があるのか頻繁に売り切れていた。このまま待っていても値段が下がる気配が見えないので、購入を決断する。

 多人数の対戦ツールとしては秀逸の部類に入ると思ってます。対戦ルールも制限時間以内にどれだけ相手を倒せるかを競う時間制、残機が尽きるまで戦って生き残りを賭ける残機制、殴った相手からコインを奪いその数を競うコインバトル、一定以上ダメージを負うと問答無用でKOになるライフ制と大きく5種類と豊富である。
 一人で遊ぶ分にもそれなりに楽しいが、やはりこのゲームの肝は対戦にあります。4人揃うのが一番望ましいでしょう。操作も簡単でシンプル、単純に見せてなかなかどうして奥の深いシステム、豊富なキャラクター達それぞれの性能差のバランス、格闘ゲームとはまた違った駆け引き、どれを取っても良い仕事してます。とても3〜4年前のゲームとは思えません。あと読み込みの早さも好感度大です。

 移動は全てアナログスティックを使い、押し込み具合で移動速度が変わる仕様になっているので、多少慣れを要します。慣れない内は移動の調節が効かずに崖から足を踏み外すというポカをよくやりました。難点はその「操作の慣れ」にあり、「操作」そのものはシンプルながらも「操作感覚」は初めての人には結構シビアなので、いきなりパッドを渡されても訳も解らず自爆してました……っていうのは何人かにやらせてみた結果として顕著に出ていました(尤もゲームキューブパッドそのものに慣れていないっていうのもありましたが)。

 オンラインゲームが頭角を現し始めて以来、対戦という形式も人と人が向かい合う形から、モニターの向こうの不特定多数の形に代わりつつありますが、親しい友人達と談笑交じりで肩を並べてゲームをするのも悪くないと思います。チャットでは笑い合う事は出来ませんから(ボイスチャットがあるにあるけどさぁ……)。

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ゲーム評