続・シスプリ鎮魂歌

☆始めに☆
 少々アニメが受けたからって調子コイて発売された「シスタープリンセス〜ピュアストーリーズ〜」のレビュー日記です。ゲーム自体は続編と言うわけではないのですが、やはり前作を知らない人間を遮断した閉鎖的なゲームです。妹という名の甘く危険な幻想(妄想)にその身を委ねたい人は前作を含めてプレイしてみては?

☆お断り☆
 このコーナーはシスプリピュアストーリーズを私なりに見た姿を語っております。もしこのファンの方がこの日記を見て怒り・殺意・恨み・狂気・妬み・嫉みをお持ちになられても、当方は一切関与致しません。ていうか掛かって来やがれペド野郎。

序章

序章「潰えぬ悪夢」
 西暦2001年10月、私は妹姫なるゲームのレビューを完遂する。約半年も反吐が出るような思いでプレイし、そしてそれを終えた安堵感は相当のものだった。ゲームの作り的にも主人公を事故死させても続編が作れるような内容ではないので、続編は無いと断定した私は、もうこのゲームには関わらずに済むと小躍りした。文字通り肩の荷が降りた私はここぞとばかりに次のレビュー予定であった「レーシングラグーン」の事なぞ遥か遠い忘却の彼方に置いて、真・三國無双2やらBUSINやらに没頭する日々、それはとても充実した日々であった。
 西暦2001年12月、平和な日々を過ごす私を地獄へと突き落とす事態が起こる。シスタープリンセス〜ピュアストーリーズ〜とかいう短編チックなモノが発売される。そんな!もうアニメだって終わったんだからこれ以上拘る必要ないだろ!?

「やるんだろ?」
「やるしかないだろ」
「おまえしか出来ないよ」
「ブツを買って送りますよ〜」
などなど……

 周囲では既に私がコレをやる事が決定していたらしい。そんな割と無責任気味な期待の声が周囲から上がる中、私は当初は拒みました。いやだ!もうシスプリには関わらん!!しかし反対に拒めない部分もありました。一度触れてしまった馬鹿ゲーは馬鹿ゲーエッセイスト(自称)を名乗る以上は最後まで付き合わねばならない。そんな訳で覚悟を決めて再びアノ悪夢へと足を踏み入れる事になりました。あとはこれが最後と祈るばかりです。
 西暦2002年1月4日、神奈川から首謀者である叢雲かじき氏が帰ってくる。あぁ恐ろしいブツが彼の手より手渡されるのか……とか思っていたのだが、帰ってきた時点ではまだ買っていなかった。「マサPに見習って買ってその場で貴様に渡す」と店に行くが売り切れていました。ひょってして人気ありますか?おぉ神よ……。
 翌日、友人達で集まり新年会をするのだが、その時にもかじき氏はブツを購入していませんでした。その翌日もゲームショップにソレがあるにも関わらず敢えて購入せず、別の店で買うとか言い出して別の店に行くものの、その店は売り切れでその日も買わずじまい。これは何か?かじきさん?覚悟を決めた私をはぐらかしてるのか?じらしてるのか?放置プレイですか?あんた意地悪にも程があるよ?生殺しにしないでさっさと止め刺してくださいよ。私は改めて叢雲かじきという人間の内側に潜む魔性を見たような気がします。
 そしてかじき氏が神奈川へ帰る1日前になって、午前中は動けないのでゲームを売って来てくれないか?と依頼される。何だかんだで帰って来たかじき氏には世話になりっ放しなので頼みに応じる事にするのだが、その時かじき氏の口からとんでもない言葉がっ!!!(ガチンコ風)

かじき:「売った金でピュアストーリーズ買って来い」























…挙句の果てにはパシリっすか?
そんなに自分の手を汚すのが嫌か!?

 改めて叢雲かじきという人間の内に潜む残虐性を見た私は泣く泣くゲームを売りに行く。そのまま売った金持って故郷(くに)に帰ろうかと思ったが、それが出来ない自分を呪いつつもピュアストーリーズを買うことにする。照れ隠しに「ファイターズメガミックス(SS)」も付けて。私の受難はさらに続く。買うものを買ったので家に帰ろうかと店から出たら、外は吹雪いておりました。ゴーグルを持ってくるのを忘れた私はバイクに乗り、雪に晒されながら家路に付く。寒いわ痛いわ前が見えないわで本当に死ぬ思いをして帰りました。あぁ天も我を嘲笑うというのか………。

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