シスプリ鎮魂歌Revenge

☆始めに☆
 微妙どころか完全に時期を逸した感のあるシスタープリンセス2のレビュー日記です。未だ「妹・義妹」の類に妄執を抱く殿方には打って付けの一品なのでしょうが……。

☆お断り☆
 このコーナーはシスタープリンセス2を私なりに見た姿を語っております。もしこのファンの方がこの日記を見て怒り・殺意・恨み・狂気・妬み・嫉みをお持ちになられても、当方は一切関与致しません、ていうか関与しないで。

序章 第1章 第2章 第3章 第4章

第2章「帰ってきた前世系妹 千影」
 ごきげんよう、1年半振りでございます。始めた当初から考えても微妙に時期外れ気味だったこの企画ですが、今となっては「(義)妹なんて過去の遺物」だとか「化石」だとか「え?12人の妹って前の大戦で皆死んじゃったんじゃないの?」だとか「リーダーが麻薬で捕まって解散したんでしょ?」だとか「12人で戦って皆死んだけど結局夢オチだった」だとか「今もう何人いて誰が入って出て行ったかもう把握出来ないよ」………などと、最早誰も「シスタープリンセス」という作品がこの世に存在していた事を知っている人がいるのかどうか怪しい段階まで来てしまいましたな。このまま放置していれば誰も傷付かず平和に終われたのかも知れませんが、それをわざわざ掘り返すのもまた一興でしょう。

 と、1年半もの沈黙を誰に望まれるでもなく勇んで破ってみたものの、いきなりで難ですが激!極!烈!滅!やる気が起こりません 。極一部の内部関係者や極々一部のサイト在来者に叱咤激励(罵詈雑言)され、やっと重過ぎる腰を上げたのですが、腰が砕けそうです。
 このままだとただのギブアップ宣言になってしまいますが、大丈夫です。まだ戦えます。戦えなくなったら音も無く消えますから。

 愚痴と言い訳に塗れてしまう前に本題に入っていきたいと思います。てな訳で1年半ぶりのレビュー第1号は千影です。兄呼称は「兄くん」。取説に掲載されているキャラ紹介は面倒なので省略します。だって、前作の解説と殆ど変わってないですもん。

 性格は前作と全く変わっておらず(変わってたらそれはそれで問題があるなぁ)、やれ精霊だとか悪霊だとか普段から口にしていると宗教関係の人と誤認されそうなワードを日常的に振り撒く危険臭漂う妹。台詞回しはやたらと「………」と間を置いた喋り方をするのですが、このやたらと「………」を多用する喋りはレーシングラグーンの世界の住人を思い出さずにはいられません。
 しかしそんなレーシングラグーンチックなトークを繰り広げる彼女も、お寺の尼さんとか図書館の司書のお姉さん(立ち絵無し)と普通にコミュニケーション取っている。周囲の人が寛容なのか、それとも周囲の人も変なのか………謎が謎を呼びます。

 そんな前世系を売り(?)にする彼女の面目躍如なのか、今回は彼女の前世が登場します。ゲーム中、CVが川澄綾子なのが到底信じられない喋り方をしているのですが、前世時の喋り方を終始していればきっと漫画家も喜んだに違いありません。惜しいかな惜しいかな。
 ちなみに前世は千影は中世のどこかの国のお姫様で兄は王子だったそうな。んで、前世でも兄妹なのに乳繰り合う仲だったそうだが、まぁ中世の世なら近親相姦とか割と貴族はやってたみたいなのでこれは良いとしよう。千影お得意の呪術で兄諸共前世にタイムスリップし、そこで歴史を変えたから血の繋がった兄妹じゃなくなった。愛してるでーガバーッ(抱き合う)。よーし2人でこの街を出よう!!ってのがオチ。よりによって駆け落ち……。
 随分こじつけなオチだなぁとは思ったが、前作の魔王の娘の流れよりかはマシかな………。でも2人の愛を貫く為に高校も出てない2人が駆け落ちするのと、晴れて魔界に婿入りするのはどっちが真っ当なオチなのだろうか………。

 破綻した性格は変わらないものの、前作に比べて毒が抜けた印象を受ける。遠巻きにデートに誘うという辛うじて萌えない事も無い一面も一応あった。これで喋りが前世時だったら普通に行けたのに………。

 追記として、このゲームはベストエンド(恋愛ルート・兄妹ルート)、ノーマルエンド(恋愛ルート・兄妹ルート)の刑種類のエンディングがあり、すなわち12×4の48種類のエンディングが存在する事になります。このレビューではベストエンド(恋愛ルート)のみのレビューとさせて頂きます。だれがこんなの48回もやってたまるもんか!!!!


彼女に対する私の評価(10点満点)
好意・・・5(毒が少々抜けた分で加点)
殺意(脱力)・・・5(でもやっぱり引く……主人公のように順応出来ませんので)

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