☆始めに☆
今更センチメンタルグラフティ２のレビューです。いろんな意味でメジャーなゲームなので知らない人はあまり居ないかもしれませんが、センチメンタルグラフティ２に興味津々だが恥ずかしくて踏み切れないという方も、前作でトラウマを抱えてしまい２が買えない方もこのレビューを見て「やっぱ買おう！」とか「やはり買わなくて正解だった」とか思ってくれると私としては何よりです。
☆お断り☆
このレビューはセンチメンタルグラフティのファンの方が見るのは目に毒かもしれません。それでも見るのは一向に構いませんが、「センチ命」とか「センチメンタルグラフティが無いと生きてられない」とかご自分で語られている方は止した方が良いかも知れません。
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第二章「永倉 えみる」
さて前回はＯＰムービーを見るだけで止めてしまった訳だが、鬼のような友人・マサＰから全員の攻略が載っている雑誌を貸してもらう。あぁ、これで面倒なＳＡＶＥ＆ＬＯＡＤを繰り返さなくて済む。ありがたやありがたや。感動のあまり、私はその時彼が仏のように見えたのだが、考えてみればこの企画自体奴の企てた事だし、その上１２人もいるので最低でも１２回もやらねばならないので、やはり彼は鬼ということで落ち着いた。
それはさておき、ゲームを始めた訳である。主人公の名前のデフォルトは「椎名 耕平」、変更も可能らしいがこんなゲームに名前考える時間を割くのもアレなのでデフォルトのままゲームを開始。そうそう、主人公の名前と言えば、最近のＲＰＧやＡＶＧなどでは主人公のデフォルトネームが存在するゲームが多くなりましたね。て言うか、最近はそんなんばっかだ。そういったものは名前の変更が可能なモノもあれば、最初から変更が出来ないモノもある。デフォルトネームのある若しくは名前の変更が不可能なゲームは名前を考える時間が省けるので楽な事や、ゲームのキャラの織り成すストーリーを純粋に楽しむという意味でも良い。
反対にこの頃はあまり無い主人公の名前が無く、自分で入力するゲームというのも名前を考える楽しみや自分のキャラが動いている感覚が得られるので感情移入がし易い事、シリアスなゲームに対して敢えてヘンな名前を入力してゲームのギャップを楽しむ（その逆もかな？）事が出来る。
だが現在、ゲームで自分の名前を入力してゲームをする人はどの位いるのだろうか？私も小学生の頃までは自分の名前でやってたのだが、中学になってからぱったりとやめてしまった。皆さんはどうなのでしょうか？現在でも主人公の名前は自分の名前で勝負してますか？ちなみに私の兄は２５（２００１年３月３日現在）にも関わらずどんなゲームでも己の名前で勝負する豪の人です。
話が派手に逸れてしまったので本題に戻りましょう。まず、鬼から借り受けた雑誌を読み、誰から攻略しようかなぁ〜〜〜〜と考える。………何か同じような顔した人ばっかやな〜（汗）。髪型も被ってる人がチラホラいるし……。前作なぞやった事が無いので顔見ても誰が誰やら………。をぉ！これだ！！こいつにしよう！！！！
んで、最初に攻略しようと白羽の矢を立てたのはこの人「永倉 えみる」である。ゲームを知らないとはいえ、このキャラの事はいくらか知っている。キャラ設定が仙台出身で必ず（？）語尾に「りゅん」がつく人だ。少し想像したが、現実にいると結構ブチきれそうである。まぁゲームなんだし怒りの矛先をまさか人から借りたドリキャスやソフトに向ける訳にも行くまいよ。ちなみに仙台の方言で「りゅん」は存在すると人から聞いた事がある。ただ、本当に矢鱈滅多に語尾に付けて連発するようなシロモノなのか、そもそも本当に仙台の方言なのかは些か不明である。
まぁそんな好奇心に押され、攻略記事を見ながらのヘタレプレイ開始！………でもなぁ主人公の性格からして気が進まんなぁ。やや内気な性格、少々弱腰な物言い（でも撮影を依頼する時のノリは下手なナンパチック）、撮影機材（カメラだけだと思うが……）常備……、あんた本当に生きる価値あるのかい？？？なんか主人公がヘタレっぽいぞ！！これじゃあアレな雑誌に投稿するカメラ小僧とかストーカーとかと間違えられても文句は言えんぞ！！！現にゲーム中でキャラによってはそれっぽ事言われてるし……まぁ、主人公・耕平君の文句を垂れても仕方ないので我慢しよう。
一応ゲーム内容に初めて触れた時の率直な感想を述べると、前作は人から聞く情報や雑誌で見た画面から推測するにときメモ全国版だったようですが、今回は同級生のパクりです。全国徘徊から街徘徊に変わった御様子。ストーカーの話で思ったが、このテ（特に同級生系のＭＡＰ移動型ギャルゲー）のゲームの主人公のする事は攻略対象キャラに付き纏うように追っていくので、ある種ギャルゲーの主人公というのは傍から見たらストーカー行為を繰り返す危険人物なんだよね？まぁ……言ってみれば宿命みたいなモンですよね。多めに見るべきだよね、ゲームなんだし……。
また逸れてしまった。そんなキャラの弱い主人公に少々不満を覚えながらも、えみるさん初登場！！さぁ巷のセンチファン達を悶絶（？）させたえみる語（！？）を聞かせてみよ！！！（テンション高め↑↑↑）
えみる登場第一声：「ちょっと！そこに立ってると邪魔になるんだけど……」（うろ覚えです）
………言わんじゃん（テンションがた落ち↓↓↓↓↓）。その後、会話を進めるが「りゅん」なんて一言も言わないよ。……ひょってして俺、騙された？……いや、そんなことは無い！！……筈だよね。彼女は出版社の編集部で記者をしている訳だが、カメラの扱いがカラッキシ。記者としてそれは結構ヤバい気もするが……。そんな彼女にツッコミをいれる主人公、まぁ光画部の人間としては見てられんかったのでしょう。何回目のコンタクトでカメラが壊れたっぽい事を言うので主人公は自分のカメラを貸す。その時、お互い名前も素性も知らんのに……御人好しさん。まぁさすがにその後お互い自己紹介。
数日後、いつの間にやら返却されたカメラを持って、えみるに撮影交渉に入る。彼女は交換条件として自分が勤務する出版社でのバイトをしてもらう事で承諾する。勤務時間は９時から１７時まで……て、一応主人公は大学生であり、毎日その時間で勤務すると単位取得とかの危機があるのでは……とか思ってたけど毎日じゃないのね。説明してくれないし……。
あんまりシナリオに沿った事ばかり書いてると、ネタバレレビューになってしまう（今更なゲームだが……）のでシナリオ詳細は避けます。その後バイトで働く内に、月並み（でないと恋愛ゲームにならんわな…）に２人の仲は良くなっていく。大学祭の光画部の展示場で彼女が自分の写真を見て……
えみる「……えみりゅんが写ってるりゅん！！」
おお、これがえみる語か……少し新鮮かも（笑）………。そのイベント以降からえみる語がチラホラ聞けるようになる。前作のように連発するという訳ではないようだ。まぁその後ゲームを続ける内にいつの間にやらゲームクリア。これで１人目だ……。あと１１人！
選択肢はあるにはあるが、どうやらクリアするだけならあまり神経質にならなくてもいいようだ。そう、クリアはしたもののＣＧが全部埋まってないのだ。だが、ＣＧＡＬＬまではさすがの鬼も要求はしてこなかったし、そこまで付き合えるほど気力は無い。
〜私の彼女への評価（１０点満点中６点）〜
えみる語はチトいただけないが、それを払拭すれば割と人畜無害キャラかな？