●ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし(任天堂)

 ジャンル:ARPG
 ハード:GBA
 評価点:6

 今更これかよ……っていうレビューの多いMELT屋では珍しく最新タイトルのレビュー。ちょうど風のタクトをクリアした時期がこれの発売数日前だったので、ノリと勢いで当日買いしてしまいました。

 割とどうでも良い事なのですが、キャラクターの絵柄はここまでで結構コロコロ変わっています。どのくらい変わっているかというと……興味のある奴はコレをクリックだ!

 肝心のゲームの方ですが、システム的には「神々のトライフォース」を踏襲しています。とはいえ、SFCとはボタンの数が違うので全く同じでは無く、AボタンBボタンで使うアイテムをその都度メニューを開いて切り替えないといけないので、結構面倒くさかったりします。GBA版の神々のトライフォースもこんな操作感覚だったんだろうか?

 アイテムと頭を駆使して攻略するダンジョンは相変わらずゼルダらしい作りをしています。ボスを倒すにもただ剣を振り回すだけではなく、一捻り必要なのも相変わらずです。幸せのかけらを使った寄り道要素なども多くあり、攻略するにしても寄り道するにしても飽きさせない作りだと思います。適度に幸せのかけらを使っているとゲーム中お金に困る事はありません。寧ろすぐカンストしてしまいます。

 このゲームの特色である、大きくなったり小さくなったりするというギミックも謎解きの一環だったり、または寄り道の手段だったりと要所要所で巧く使われています。小さくなった時の制限(浅い水溜りで溺れる、降って来る雨も小さくなれば脅威、ちょっとした段差を通過できないなど)もちゃんと表現されているのも良い点です。

 全体的な難易度はやや低めだと個人的に思います。ただ難易度に関しては人それぞれだし、簡単だからと馬鹿にするのもどうかと思います。かといってあんまり難し過ぎてクリア出来ないのは少々問題があるような気もします。やってればいつかはクリアできるかもしれませんが、そこまで付き合えるかどうかも人それぞれです。最近の人は少し難易度が高いとすぐクソゲー呼ばわりして投げ出してしまう人も少なくないようなので、やれば大体誰でもクリアできる難易度が現在では一番丁度良いのかも知れません。難易度至上主義のコアゲーマーはハナっから国産ゲーム(やってて精々弾除けシューティングとか)は相手にしてないようですし……。

 個人的にゲーム全体を通して短いかな、とも感じました。感覚としてはもう1〜2ほどダンジョンがあっても良かったような気がします。前述しましたが、アイテムの切り替えが面倒なのが気に掛かりました。ボタン数が少ないから仕方ない気がしますが、もう少し何とかなれば…と思います。

 やはり2Dゲームはやってて安心します。何せ古いゲーマーですので……。ゲームはグラフィック的にこのくらいで良いな〜と思います。

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ゲーム評